机上、枝条、そのほか

机上、枝条、そのほか

2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

アフォリズムのリハビリテーション #254

・人間は、その本人が非常に用心深くなっているときでさえ、また、本人が全然意識していないときでさえ、つねに仮説を立てているものである。 スタニスワフ・レム『ソラリスの陽のもとに』

アフォリズムのリハビリテーション #252

・われわれが望んでいたもの、つまり他の文明との接触、交流というやつだ。われわれはいまその接触を実現しているというわけだ。まるで顕微鏡でものぞいているように、われわれ自身の醜悪さを何百倍にも拡大したかたちでね。それこそお笑い草だよ、この上な…

アフォリズムのリハビリテーション #251

・われわれは人間以外の誰をも求めていない。われわれには地球以外の別の世界など必要ない。われわれに必要なのは自分をうつす鏡だけだ。他の世界など、どうしていいのかわれわれにはわからない。われわれには自分の地球だけで充分だ。 スタニスワフ・レム『…

アフォリズムのリハビリテーション #249

・「神父さま。わたしはまだいちばん罪深いことを申し上げておりません。」 しばらく沈黙がつづいた。 「いちばん罪深いこと、それはほかでもありません、あなたとお話しながら、わたしはオナニーをつづけているということです。」 バタイユ『眼球譚(初稿)』

アフォリズムのリハビリテーション #247

・この頃からもう、シモーヌは尻で玉子を割る遊びに熱中するのだった。そのために客間の肘掛け椅子の上で、座部に頭をささえ、背中を背凭せにくっつけるような姿勢で逆立ちし、両足を折り曲げて私のほうへ突き出し、それから私は彼女の尻の穴の真上に玉子を…

アフォリズムのリハビリテーション #245

・「わたしのおまんこまでおしっこを噴き上げられて?」彼女が尋ねた。 「できるとも、でもきみの服や顔にまでかかっちゃうよ。」 「構わないわ」きっぱりした返事だ。 そこで私は言われた通りにしてみせた、がし終えるやいなや、もう一度またあらためて彼女…

アフォリズムのリハビリテーション #243

・誰が最初に 枯れるかしらねぇ あずまきよひこ『あずまんが大王』

アフォリズムのリハビリテーション #241

・シュークリーム分が 不足してきた あずまきよひこ『あずまんが大王』

アフォリズムのリハビリテーション #239

・あんな問題では 私の知性では わからへんねん あずまきよひこ『あずまんが大王』

アフォリズムのリハビリテーション #237

・さーて みんな そろって ひどい点 とろうぜ!! あずまきよひこ『あずまんが大王』

アフォリズムのリハビリテーション #236

・これはな… ちゃうねん あずまきよひこ『あずまんが大王』

アフォリズムのリハビリテーション #234

・でも こたつが なくなったら 私はどこに 入ればええんやろう あずまきよひこ『あずまんが大王』

アフォリズムのリハビリテーション #232

・アイスクリームゥ? なに? それって子どもってこと? それともブルジョアの 余裕? あずまきよひこ『あずまんが大王』

アフォリズムのリハビリテーション #230

・「私の国でも体育教師は 頭が悪い」だってさ あずまきよひこ『あずまんが大王』

アフォリズムのリハビリテーション #227

・暗い夜道はピカピカの 鼻が役に立つって それフォローちゃうで あずまきよひこ『あずまんが大王』

アフォリズムのリハビリテーション #223

・い 今すごくかわいい パンツが見えた様な… あずまきよひこ『あずまんが大王』

アフォリズムのリハビリテーション #221

・願わくは、都よ、なおも汝の感冒におかされて、重き、幽暗の、朝の毛布につつまれて、眠りてあらんことを。はたまた、妙なる金の紐飾りせる、黄昏の帳帷の中を、誇りかに歩まんことを。 ボードレール「エピローグ」(『巴里の憂鬱』より)

アフォリズムのリハビリテーション #217

・世には罪のない楽しみが如何に少いことだろう! ボードレール「貧者の玩具」(『巴里の憂鬱』より)

アフォリズムのリハビリテーション #212

・わたしはわたしの心臓に一発ぶちこんだ後、すごくナイスな、すごくすごくナイスな気もちでめざめるだろう。 今、それがわかる。 この、すごくナイスな今に。 何よりもナイスな、ナイスな、ナイスなギャングであることが。 高橋源一郎『さようなら、ギャン…

アフォリズムのリハビリテーション #208

・私たちは、行動を終えた後、夜、机にむかっている時めまいがするほどの不安を感じます。それは私たちが、毎日少しずつこの世界から遠ざかってゆくという不安です。 それは私たちが、私たちの手でなしとげたことと、私たちがイマージュのうちに育んでいるも…

アフォリズムのリハビリテーション #204

・わたしはむずかしいことばがきらいだ。 むずかしいことばで書かれたものを読むと、とても悲しくなる。なかなかわからないのだ。 むずかしいことばがきらいなのに、わたしもまた時々むずかしいことばを使う。本当に悲しい。 高橋源一郎『さようなら、ギャン…