アフォリズムのリハビリテーション #1253
■アアイウ・マズシイヒトタチハ・トキオリ・テツガクテキデ・イミフカイ・スバラシイコトバヲ・クチニスルネ
ドストエフスキー『悪霊』
アフォリズムのリハビリテーション #1252
■きみは自分が美男子だということを知っていますか! きみのいちばんいいところは、きみがどうかするとそのことを忘れている点なんです。ああ、ぼくはきみを研究しましたよ!
ドストエフスキー『悪霊』
アフォリズムのリハビリテーション #1251
■きみたちはみんなこうなんだ! リベラルなおしゃべりのためなら半年だって論争するくせに、とどのつまりは、みなに同調ということになるんだから!
ドストエフスキー『悪霊』
アフォリズムのリハビリテーション #1250
■どちらが諸君のお気に召しますか――亀の子のように泥沼を這いずりまわるほうですか、それとも全速力でその泥沼を突っ切るほうですか?
ドストエフスキー『悪霊』
アフォリズムのリハビリテーション #1249
■ぼくが自分の思想を最後まで言いきることができないのは、ぼくに思想がないからじゃなくて、むしろ思想過剰のせいなんだから……
ドストエフスキー『悪霊』
アフォリズムのリハビリテーション #1248
■あなたが帰ったあとで、ぼくがあなたの足跡に接吻しないとでも思いますか?
ドストエフスキー『悪霊』
アフォリズムのリハビリテーション #1247
■「すばらしい。赤ん坊の頭をぐしゃぐしゃに叩きつぶす者がいても、やっぱりすばらしい。叩きつぶさない者も、やっぱりすばらしい。すべてがすばらしい。すべてがです。すべてがすばらしいことを知る者には、すばらしい。もしみなが、すばらしいことを知るようになれば、すばらしくなるのだけれど、すばらしいことを知らないうちは、ひとつもすばらしくないでしょうよ。ぼくの考えはこれですべてです、これだけ、ほかには何もありません」
ドストエフスキー『悪霊』